女優杏(34)がフジテレビ系土曜プレミアムで放送されるオムニバスドラマ「世にも奇妙な物語 ’20夏の特別編」(7月11日午後9時)の一編「燃えない親父」に主演することが24日、分かった。

杏のドラマ出演は昨年7月期の日本テレビ系の主演連続ドラマ「偽装不倫」以来、1年ぶり。

俳優東出昌大(32)と15年に結婚した杏は、4歳になる双子の女児と2歳の男児をもうけ、育児に奮闘しながらCM撮影やイベントの仕事をこなしてきた。だが、今年1月に東出と女優唐田えりか(22)との不倫が発覚して別居。2月18日に文化庁主催のイベントに出席した際に「今後のことについては、ゆっくり考えさせていただきたい」と話した以外は沈黙を守ってきた。「燃えない-」の撮影が行われたのは、今年3月。騒動が続く中だが、昨年7月以来の女優業に集中したという。

杏が演じるのは仕事一筋でバリバリと働く女医役。父親が亡くなり、悲しむ家族の横でスマートフォンで仕事の指示を飛ばすほどだ。火葬場で全てのものが燃え尽きたのに、父親の遺体だけが燃えないというミステリアスなシーンがありながら、コミカルで心温まる物語になっている。

「世にも-」出演は11年5月の「分身」以来、9年2カ月ぶり。燃えない遺体という不思議な現象について、杏は「どうなるのだろうと思わず脚本をめくる手を急いでしまいました。娯楽に制限があり、エンタメとは何かを考えさせられる時。何も考えず楽しんでいただけたら幸いです」と話している。