女優桜庭ななみ(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「13(サーティーン)」(土曜午後11時40分)が1日、スタートする。

桜庭が演じるのは、13年間行方不明だった相川百合亜。警察に保護されるが、詳細については口をつぐむ。13年の間に崩壊していた実家では母の麻美(板谷由夏)が父の宗一(神保悟志)と妹の千帆(石川瑠華)に昔のように仲のいい家族を演じてほしいと提案する。

第1話では、憔悴(しょうすい)したうつろな表情で、フラフラと道路を歩く若い女性。着古したボロボロの衣服で、手首には鎖のちぎれた手錠。

「…ずっと、監禁されていました」。13年前から行方不明となっていた相川百合亜(桜庭)だった。

連絡を受け2人の刑事、刑事の永井敏彦(青柳翔)と田辺佐緒里(遊井亮子)が事情聴取を始める。しかし百合亜は、過去を思い出すうちにパニック状態となってしまう。警察は聴取を断念し、百合亜が平静を取り戻せるよう、家族のもとに戻すことを決める。

一方、相川家では、百合亜無事発見の知らせを受け、母の麻美と妹の千帆が落ち着かない表情で警察からの迎えを待っていた。そこへ父の宗一がやってくる。百合亜が行方不明となって以降、相川家はそれぞれがすれ違い、宗一は別居状態で家を出ていたのだった。

麻美は百合亜が安心して家で過ごせるよう、かつてのように仲が良かった家族を演じてほしいと提案する。ため息をついて渋々承諾する宗一、その様子を冷めた態度で見る千帆。

百合亜の帰宅はたちまちニュースになり、世間の注目を集める。数日後、永井と佐緒里が改めて百合亜に事情聴取をするために相川家を訪れるが、犯人の名前も監禁場所も話そうとしない百合亜。いったい彼女はどんな13年間を過ごしてきたのか。「あの子、絶対に何かを隠している」。佐緒里はそう言い切るが、永井は百合亜の本心を測りかねていた。

そんな折、隣の町で1人の少女が行方不明になったという情報が入る。謎が謎を呼ぶ衝撃のクライムサスペンス! が開幕する。