横浜流星と浜辺美波がダブル主演する日本テレビ系連続ドラマ「私たちはどうかしている」(水曜午後10時)の26日放送の第3話世帯平均視聴率が8・2%(関東地区世帯)だったことが27日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は9・6%、第2話は7・8%だった。

同作は同名の漫画が原作で、老舗和菓子店が舞台のラブミステリー。浜辺は和菓子職人の七桜(なお)を演じる。横浜は創業400年の老舗和菓子店の跡取り息子・高月椿(つばき)役を演じる。2人は幼なじみだったが、「容疑者の娘」と「被害者の息子」。15年前に七桜は、椿の父親の殺害事件に対する容疑者として逮捕された住み込みの職人だった母親の無実の罪を晴らすために、正体をかくしたまま、椿と結婚する。過酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらもひかれ合う姿が描かれる。

椿の母親で和菓子店のおかみ・今日子役を観月ありさが演じるほか、佐野史郎や高杉真宙、山崎育三郎、鈴木伸之らも出演する。

第3話で、椿が「さくら」を憎んでいる理由を聞いた七桜は、自分が知らなかった母・百合子(中村ゆり)の意外な一面に衝撃を受ける。母の無実を信じて疑わなかった七桜の心は揺れる。

そんな中、七桜の素性を知った今日子は七桜を呼び出し、正体を暴こうと追い詰める。椿の前で七桜の正体がバレる寸前で“七桜の母親”だと名乗る人物が光月庵を訪ねてくる。

自分の母を名乗る見知らぬ女性に、七桜は話を合わせ、なんとかその場をしのぐ。知人から頼まれて七桜の母のふりをしたという彼女の話を聞き、七桜は母の手紙を渡してくれた多喜川(山崎育三郎)ではないかと考える。

自分たちの結婚式で出したい御菓子があるという椿は、七桜を古い菓子帳の眠る物置へ連れていく。しかし、隠し事をしている様子の七桜を突然物置に閉じ込める。途方にくれる中、七桜はふと手に取った菓子帳に見覚えのある母の字を見つける。そこには、桜の菓子のデザインがびっしりと描かれていた。再び母の潔白を確信し、多喜川に会いに行こうと決意する七桜。食事を運んできた椿の不意をついて逃げ出すが、待ち構えていたように七桜の頭上につぼが落下する。とっさに七桜をかばった椿が右手にけがを負ってしまう。

翌日、金沢屈指の茶道の流派・草薫会から椿に菓子の依頼が入る。大旦那(佐野史郎)も招かれている大事な茶会。下手な御菓子を出せば光月庵の看板に傷がつく。右手のけがのせいで満足な菓子を作れない椿は、作りたい気持ちを抑え、依頼を断ろうとする。しかし、椿の気持ちをくんだ七桜は、茶会の亭主の前で「お任せください」と宣言する。

店を立て直す力になりたいという七桜に動かされ、二人三脚で茶会の菓子作りを始める。しかし、その先に数々の難関が待ち構えていた。