西田敏行(72)菊池桃子(52)がコンビでナレーションを務めるテレビ朝日系ドキュメンタリー番組「人生の楽園」(土曜午後6時)が、10日に放送1000回を迎える。番組開始20年の節目に2人が日刊スポーツの取材に応じ、“相棒”への信頼を語った。
“第2の人生”を送る人々を紹介する番組として、2000年10月にスタート。03年に故いかりや長介さんからナレーションを引き継いだ西田は「良心的な番組を作ろうとする制作サイドの熱意が、20年という時間を作ってくれた」と振り返る。セカンドライフを謳歌(おうか)する出演者たちを「頼もしい」といい、「まだまだ老いても一生懸命。頑張れば幸せはいっぱいいっぱいあるんだぞと、世に伝えている番組だと思います」と刺激を受けている。09年から出演する菊池も「こんなに長くやらせていただけるとは思っていなかったので、皆さんとうれしい気持ちを共有しています」と笑顔を見せる。
西田と菊池のコンビ結成から10年以上。明るい声のキャッチボールが人気だ。お互いへの信頼は厚く、西田は「桃子さんはジョークもダジャレも受け止めてくれる」とニンマリ。菊池も「私自身に不安なところがあっても、後は西田さんにどーんとお任せしようと心に留めています。『人生の楽園』のリーダーとして、西田さんが温かいハートで読み上げてくださる。技量は及びませんが、必死についていこうと思っています」。LINEをやりとりする間柄でもあり、気持ちがふさぎがちになるコロナ禍では、西田が「面白い動画や画像をくださった」と感謝。明るい内容に励まされたといい「西田さんの温かさと包容力を再認識しました」と話す。
知る人ぞ知る高視聴率番組でもある。18年度年間平均視聴率は番組最高の12・8%を記録。20年度は上期で12・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得するなど、土曜夕方放送ながら高い人気を維持している。西田はセカンドライフや田舎暮らしに憧れる団塊の世代からの支持を挙げ、「自分は登場人物のようにできなくても、何かそこに託してみたり、思いをはせてみたり。唯一のストレス発散の番組だと、わが同級生たちは言ってくれてます」。生まれ育った福島県へのUターン願望をのぞかせるが、「家内には『私は何のために若い時に東京に出てきたんだ』と論破されます」と苦笑する。東京生まれ東京育ちの菊池は「どこかに移住するには相当の覚悟が必要です(笑い)」としつつ、番組を通して地方移住の魅力も実感。「もう少し時間に余裕ができたら、田舎暮らしを本気で考えたりする将来もあるのかも」と明かす。
この先も新たな道に進んだ登場人物たちに寄り添いたいといい、西田は「まじめに人生を送っている方の横にちょっと並んで歩いて取材させていただいて、気持ち肩を組みながら、応援してますという姿勢をずっと持ち続けたいなと思っています」と意気込んでいる。



