誤嚥(ごえん)性肺炎のため7日に亡くなった作曲家の筒美京平さん(享年80)の訃報を受けて、小泉今日子(54)の「なんてったってアイドル」など多くの楽曲でタッグを組んできた作詞家の秋元康氏(62)が、関係者を通じてコメントを寄せた。全文は以下の通り(原文まま)。

 

突然の訃報にショックを受けています。僕が22歳の頃、レコーディングスタジオでお会いしてから、幾度となく、食事に誘ってくださいました。とても、お洒落な方で、料理やワインの選び方など、いろいろ教えていただきました。

「◯◯はどう思う?」とか、「◯◯は何で売れてるの?」とか意見を求められるたびに、僕なりの考えを話すと、「ふ~ん」と笑いながら頷いていたやさしい眼差しを思い出します。“ヒットとは何か”をいつも考えてお仕事をなさっていた気がします。

その時々の時流に合わせながらヒットを飛ばし、それでいて、どんなに月日が流れても古くならない筒美京平作を改めて、リスペクトいたします。ここ数年、お会いできなかったのが残念ですが、それも筒美京平先生らしい美学だったのかとも思います。

安らかにお眠りください。合掌。