19年にTBS系で放送された連続ドラマ「凪のお暇」で主演を務めた女優黒木華(30)が25日、韓国・釜山で行われた第2回Asia Contents Awardsで主演女優賞を受賞した。

同作は同名漫画が原作。黒木演じる、天然パーマがコンプレックスのOL・凪が人生をリセットするため退職、心機一転、天然パーマで再出発する物語だった。

同賞は釜山国際映画祭に併設されたアジアンフィルムマーケットで、昨年新設された。アジア10カ国で過去5年間に制作された作品の中から優れた作品や俳優に贈られる。昨年の第1回はNetflix配信の「全裸監督」で村西とおる監督役を演じた山田孝之(37)が主演男優賞を受賞していた。

受賞を受けて黒木は「本日はこのような素晴らしい賞をいただき、感謝します」とコメント。

そして「『凪のお暇』というドラマは、良い意味で空気を読まないことで、自分や周りを大事に、関わりを作っていく物語です。世界的に厳しい状況が続く中で、このドラマが国を超えて、皆さんにみていただけた事、評価していただけた事がとても幸せですし、そんな作品をスタッフ、キャスト皆で作れた事が何よりうれしいです」と喜んだ。

続けて「これからもこうして、見てくださった方達が何か感じていただけるような作品に参加出来るよう頑張りたいと思います。ありがとうございました」と意気込みと感謝を示した。

「凪のお暇」では新たな生活先に選んだアパートの隣に住む男・安良城ゴンを中村倫也(33)が演じ、市川実日子(42)、片平なぎさ(61)、武田真治(47)、吉田羊、三田佳子(79)ら豪華キャストが出演した。