King&Prince岸優太(25)神宮寺勇太(23)が5日、都内で、舞台「ドリームボーイズ」(東京・帝国劇場)の製作発表会見に出席した。12月10日が初日で来年1月27日まで上演。9月上演予定だったが新型コロナの影響で年末年始をまたぐ日程に決定した。主演の岸は「ファンの方に会えるっていうだけで気合が入る」と喜んだ。

同作は04年に初演。昨年死去したジャニー喜多川氏をエターナル・プロデューサーに据えた伝統の作品だ。神宮寺は「いつもとは違ったドリームボーイズをみせられるのは魅力の1つ」とアピールした。

今年演出を務めるKinKi Kids堂本光一(41)は「たくさんの演者たちの心の中も見られる作品になるように追求していきたいと思っているので、全体的に前回より少し大人な雰囲気になると思いますし、よりミュージカルらしくなっていくと思います」とコメントを寄せた。

堂本の演出就任を受けて岸は「ありがたい以上の言葉が見つからない」と感謝した。会見では神宮寺と2人でKinKi Kidsの「Love is…」の歌まねを披露。「リスペクトしています」と口をそろえた。すでに3人で打ち合わせをしたといい、今年ならではの変更点などを話し合った。岸は「ボクシングの見せ方がだいぶ変わる。ミュージカル要素が増えたり、新曲が4曲追加されたりとか」と明かした。

同作のキャッチフレーズを問われ、神宮寺は「船の上」。かつて舞台で共演した少年隊の錦織一清(55)からもらった言葉だといい「力強く海賊船のようにカンパニー一同で荒波に立ち向かいたい」と意気込んだ。岸は「SMGO。すさまじく曲がったりごろごろと追い風が迫ってくる舞台。Show Must Go Onで」とジャニーイズムで締めた。【佐藤成】

◆「ドリームボーイズ」 04年、現ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏(38)主演の「DREAM BOY」として初演。以降キャストや内容を変えてほぼ毎年再演し、KAT-TUN亀梨和也(34)、Kis-My-Ft2玉森裕太(30)らが主演を務めてきた。夢を追い求める少年たちを描く。