シンガー・ソングライターのあいみょん(25)が「2020 年間 USEN HITランキング」の「J-POP/総合ランキング」で、2年連続1位を獲得し、4日、都内で授賞式に登壇した。

初のバラード「裸の心」が総合ランキング1位に輝いた。同曲は、週間ランキングでは史上初の18週連続、合計20週で1位を獲得した。昨年の1位に輝いた「マリーゴールド」も、7位にランクインするなど、多くのリスナーから支持を得た。

受賞を受け、あいみょんは「この曲は、17年にできあがっていた曲なので、今年リリースすることが自分にとってチャレンジだった。こんな風にしっかり結果が残せて、すてきな賞をいただけてとてもうれしいです」と、笑顔だった。

今年を1文字で「心」と記した。いろんな人の心がいろんな風にうごいた1年だったためとした。21年の抱負は「健康第一、家内安全で過ごせたら」と笑った。

10枚目のシングルにして、初のバラードだったが「いったいどこまでこの曲が聴かれるのかなってワクワクもあり、不安もあった中で、こういう風にたくさんの方に聴いていただけた」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

17年に製作したため、曲作りがあまり記憶に残っていないという。しかし、「本来なら、楽曲は自分にではなく、だれかにささるものであるべき。この曲は、20年の自分にささった」と、特別な思いを口にした。その上で「残っていく音楽をつくることが夢、これからも引き続けられる音楽を作りたい」とした。

あいみょんの史上初の記録を記念し、同曲のジャケット写真がケーキになり、サプライズで登場。「リアルジャケ写すごーい!ケーキにできるようなジャケットでよかった」と、喜びをあらわにした。

同ランキングは、USENのオンエア実績や、リスナーからのリクエストを基に集計したもの。「演歌/歌謡曲ランキング」は、歌手真田ナオキ(30)の「恵比寿」が1位に輝いた。