タレント彦摩呂(54)が8日、都内で、2020年「今年の一皿」記者発表会に出席した。

「今年の一皿」に選ばれた「テークアウトグルメ」について「いつもお店で食べていた味を楽しめる、自宅の中でお店の匂いが漂う、大変な時期だからこそ味わえる幸せがあった」と魅力を語った。

今年はさまざまなジャンルのテークアウトグルメを楽しんだといい、特に驚いたのが“テークアウトラーメン”。「家に帰る間に麺が伸びてしまうのではないか!」と心配していたというが「セパレートの容器で、お汁なしの状態で具材と麺を入れてくれて。お汁は帰宅時間によって湯煎で温めるタイプを渡してくれたり、細やかな気遣いに感動しました」と感心した様子を見せた。

約30年グルメリポーターとして活動し、全国津々浦々、島々まで、2万店近い飲食店を巡っている。改めて飲食店について「日本の経済の母だと思う」と力強く話し「どんだけ逆境に立たされてもどんだけ苦しくても、喜んでもらおう、笑顔になってもらおう、という心がある。“お母さん”のよう。こんなに苦しんだ飲食店の皆さんがお客さんに喜んでもらおうと思って作ってくれたこのテークアウト。テークアウトが選出されて自分の事のようにうれしいです」と喜んだ。