お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの村本大輔(40)が、6日放送のフジテレビ系「THE MANZAI 2020」で、ビートたけしのコメントを自身への批判につなげる一部ネットユーザーをチクリとした。

同コンビはこれまでにも「THE MANZAI」に出演してきたが、今回は初めて司会のナインティナインやたけしの前で漫才を披露。「桜を見る会」問題などをネタにした漫才の内容とともに、たけしのコメントもネット上で反響を呼んだ。

村本は9日、メディアプラットフォーム「note」に長文をアップし、「THEMANZAIの収録日は2日間ある。メインの日程で合わせられないコンビが別日に収録する。だからビートたけしさんやナイナイさんがいる日とは別の日に撮影する。毎年僕らは別の日に収録していた」と、収録に関する事情を説明。自身がたけしらのいない日を選んでいた理由については、漫才を見た視聴者の感想が、たけしやナイナイらの反応に影響されることを避けるためだったといい、「あの2組が笑っているとやっぱりそうなんだ、笑ってないと、やっぱりそうなんだ、と自分の答え合わせにできる。不安な日本人たちの答え合わせ役だ。だから僕は、その答え合わせをさせず自分の判断で『面白い、面白くない』の答えを考えて欲しくて毎年、THEMANZAIは指標基準のいない彼らのいない日を選んでいた」と、説明した。

今回、初めてたけしらのいる収録日を選んだ理由は「“実験”だった。ビートたけしさんの発言を視聴者はどれだけ答え合わせに利用するのかを確認したかった」という。「ビートたけしさんの前でやるということは見てる人たちの意見にどう作用するのか、それはすごく日本人を観察する上で楽しみなことだった。そしてそれはとても面白い結果となった」とも記した。

たけしは同コンビの漫才後、「ああいうの、北千住の駅前によくいたな。いいね」とコメントし、ネット上ではさまざまな受け取り方をされた。村本はその反応に「意見に自信のない人たちは主語に『僕は』が消えている。“僕は”を消し“たけしは”にすり替えてもそれは所詮、虎の威を借る狐。虎に化ずに自分の言葉で自分の考えを述べれる人たちになって欲しい」と思いをつづった。