漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」の決勝が20日、都内で行われ、マヂカルラブリーが優勝し第16代王者となった。

最終決戦はおいでやすこが、見取り図との3組の争い。それぞれ2票の対戦相手を1票上回る3票獲得の僅差で、賞金1000万円を獲得した。マヂカルラブリーは07年結成で、10度目の挑戦。3年前の初の決勝進出では最下位に終わったが、2度目の決勝進出でリベンジを果たした。

今年3月のR-1ぐらんぷり優勝に次ぐ2冠を制したボケの野田クリスタル(34)は「最下位を取っても優勝することがある。諦めないでください、みなさん」と涙を見せた。ツッコミの村上(36)は「本当にうれしいです」と話した。

今大会は過去最多5081組がエントリー。決勝はオズワルド、ニューヨーク、おいでやすこが、マヂカルラブリー、東京ホテイソン、アキナ、錦鯉、ウエストランド、見取り図に、敗者復活戦を勝ち上がったインディアンスを加えた10組で行われた。

◆マヂカルラブリー 吉本興業所属。野田クリスタル(1986年11月28日、神奈川県生まれ)と村上(1984年10月15日、愛知県生まれ)のコンビ。07年結成。17年以来3年ぶり2度目の決勝進出。野田は「R-1グランプリ2020」王者。