歌手真田ナオキ(31)が30日、東京・新国立劇場で行われた「第62回輝く!日本レコード大賞」(主催・日本作曲家協会など)で最優秀新人賞に輝いた。

受賞が発表されると、喜びをかみしめた。「素直に驚きと、心が感謝でいっぱいにあふれています。この場で歌わせていただくだけで特別でした。歌を通して少しでも元気を伝えられたのかなと。笑って1年が追われます」と話した。

師匠で、同曲を作詞作曲した吉幾三には「師匠、本当にありがとうございます。これからも師匠に追いつけるように頑張ります!」と誓い、同曲を涙ながらに熱唱した。。

1月発売の「恵比寿」が、出荷4・5万枚に迫るなどヒット。「2020 年間 USEN HITランキング」では「演歌/歌謡曲ランキング」で1位となり、今月4日の同授賞式では「来年もこの場所に立っていられるように頑張ります」と話していた。

歌手を志した21歳の頃から、海岸で潮風に向かって叫ぶなどして築き上げた「ダミ声」が武器。コロナ禍でもファンレターを直筆でファンの心をつかんできた。

真田(さなだ)ナオキ 1989年(平元)12月22日、さいたま市生まれ。「恵比寿」は西口盤、東口盤、殿(しんがり)盤と3タイプを発売。それぞれのカップリング曲の「昔に…誘われて」「我が身恨んで」「惚れた女の弱音酒」も秀作で、声質や歌い方の違いも聴きどころ。キャッチコピーは「恋する確率100% ノックアウトボイス!」。趣味は野球観戦と競走馬観覧。好きな言葉は「精神一到」。血液型O。