NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜午後8時)のクライマックスの本能寺の変に向けてこのほど、明智光秀役の長谷川博己、織田信長役の染谷将太、羽柴秀吉役の佐々木蔵之介の3人が合同取材に応じた。

クライマックスの本能寺の変に向けて長谷川は「いろんな説があるので気にかけていましたが、これは『麒麟がくる』という作品で新しい本能寺の変だと思う。光秀がなぜそこに至ったのか、僕はその機微をみられる方のために演じているので、そこに感情移入していただければ」。さらに「いいたいこともある」としながらも、ネタバレにつながることから詳細な説明は避けた。

染谷も「台本を読んで感動した。興奮した。そこに複雑な感情があることを台本から読み取りました」。佐々木も「とてもていねいに描かれている。そこまでのシーンをモニターで見ていたら『光秀さんは、そうやわなー、そうやろなー』と思いながら聞いていました」と振り返った。

コロナ禍から撮影が中断し、長谷川は1年8カ月にわたり光秀を演じてきたという。「いろんなことがありましたが、1年8カ月もあり、役作りに熟考でき、よりキャラクターが深くなったと思う。いい時間でした。早く終わりたいという思いもありながら、いざ終わると、この役を離れるのが寂しい」と話した。