須藤元気参院議員(42)は、麻生太郎財務相(80)が一律10万円の定額給付金の再給付に否定的な考えを示したことについて、「財政破綻論が蔓延しているからです」と解説した。

麻生氏は19日の閣議後会見で、前回の緊急事態宣言後に国民1人につき10万円を支給した定額給付金の追加支給を行う考えはないことを明らかにし、ネット上でも賛否を呼んでいる。立憲民主党の小沢一郎衆院議員はツイッターで「物には言い方がある。食べ物にも事欠く方々は確実に増え、炊き出しも目立つ。政治が寄り添うべき時に、財政庁の都合により全ての可能性を簡単に否定するのはあまりに残酷な物言い。大体国民のお金である」と批判した。

ツイッターでは20日、「#麻生財務相の一律10万円再給付」というハッシュタグがトレンド入り。須藤氏は「国民を救う為に、政府は存在するはずです。新規国債発行をして10万円の一律給付をするべきですが」と、自身の考えを示した上で、「何故それができないかと言うと財政破綻論が蔓延しているからです」と説明した。