宮城、福島両県で最大震度6強を観測した13日深夜の地震から一夜明けた。宮城県栗原市出身のタレント狩野英孝(38)の実家、桜田山神社では被害がなかったことが14日、分かった。

狩野の母千代子さんは電話取材に、午前6時に境内を確認し「壊れていたり、落ちたりした物は何一つありませんでした」と安堵(あんど)した。地震直後に狩野から「大丈夫?」と安否確認の電話があったといい、「いつでも外に出られるようにした方が良い」とアドバイスを受けた。

千代子さんは服と懐中電灯をかばんに入れ、枕元に置いた。東日本大震災が起きた当時を振り返り「10年前は電気も水道も使えなくなったけど、今回は大丈夫でした」と話し、「怖くてテレビも電気も2、3時間つけたままでした」と明かした。

桜田山神社は約1500年の歴史がある。約300年の歴史がある鳥居は、東日本大震災が起きた翌月の4月7日に起きた震度6強の地震で、亀裂が入る被害を受けていた。【沢田直人】