元プロレスラーのザ・ロックこと俳優のドウェイン・ジョンソン(48)が、将来、米大統領選に出馬する可能性を明かした。

ジョンソンの若き日を描くコメディードラマ「ヤング・ロック」が16日からNBCテレビで放送がスタートしたが、ドラマの中ではジョンソンが2032年の大統領選に出馬することになっている。

このほど、USAトゥデイ紙のインタビューに応じたジョンソンは「(大統領になることを)もし人々が望んでいるのであれば、将来大統領選に出ることを考えるでしょう。気まぐれに言ってるわけではない。それは人々次第だ。だから様子を見て、人々の声を聞いている」と語った。

ジョンソンは、2017年にGQ誌のインタビューで、当時大統領だったトランプ氏について「より良いリーダーシップを見たい」と批判した際に、大統領になる可能性についても言及していた。「意見の相違があり、例えばメディアなど大勢と意見が食い違っている時も、私は排除したりはしない。むしろもっとよくなる可能性があると彼らの意見にも耳を傾ける。良いリーダーとしての資質の1つは、人々を排除することではないと思う」と熱弁を振るっていた。

ジョンソンは昨年の大統領選では、民主党のバイデン大統領とハリス副大統領に投票することを表明。初めて特定の大統領候補への支持を公表したとして話題になっていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)