タレント麻木久仁子(58)が25日、都内のキッチンスタジオで、「温活調理講座」をオンラインで開催した。鍼灸(しんきゅう)師や薬剤師などの会員で構成される一般社団法人日本温活協会とともに、自身の体温に目を向けてもらうために、身体を温める食材を使った料理の作り方を学ぶ講座になる。この日と3月にプレ開催し、4月から本格的に始動する。

麻木は10年に脳梗塞を発症し、12年には初期の乳がんで手術を受けた。「大きな病気を経験したことで、神さまが身体の管理をしなさいと言っているのだと思いました。まずは食べるものから変えようと思い、薬膳と出会いました」。16年に国際薬膳師、19年には国際中医師の資格を取得。病気にならない身体づくりを行う日本温活協会に共感し、20年には温活士、温活指導士の資格も取得した。

麻木は「身体を温めることは大切。今では夏でも冷房で身体が冷える。男女問わず、身体が冷えることで不調をきたします。協会とコラボして日本中を温めようと思います」。この日はえびとパクチーのスープ、黒米フェンネルライス、ラムの香草パン粉焼き、くるみと白きくらげのシロップ煮の温活料理を披露した。「ラムや鶏肉は身体を温め、豚肉や馬肉は逆に冷まします。エビも温めますが、カニは冷まします」。

本来ならリアルな講座にしたいが、コロナ禍でもありリアルな受講者は最低限に絞り、あとはオンラインで受講してもらうという。麻木は「薬膳というと、薬という文字が入るのでおいしくないと思われますけど、そんなことはありません。どこにでも売っている食材で作ることができます。私と同世代の人には共感してもらえると思いますが、子育てなどに忙しい、30~40代の女性にもお伝えしたい」と話した。