「大阪で生まれた女」などのヒットで知られ、今年1月に大阪府内の病院で腎臓がん手術を受けたシンガー・ソングライターBORO(67)が13日、神戸市内で行われたバースデーライブで復帰した。

オープニング曲「わすれない風船」の伴奏で「ただいま! BOROです。帰ってきたで~!」とあいさつした。闘病中に医療従事者のために作った新曲「病院で働く人に捧ぐ歌」など全13曲を熱唱した。約50人のファンに「なんか、うれしい。会えてよかった」と涙ぐんだ。全曲を歌い終えると「みなさんの拍手とともにBOROは完全復活です」と宣言した。

1月8日に入院して左腎臓の腫瘍部分を摘出。同21日に退院し、自宅で療養していた。退院後は復活ライブに向け、毎日のように立ちながらの練習を重ねてきた。

「腰が痛いときもあって不安もあった」というが、闘病を乗り越え「すべてのことをプラスに考えることができるようになった」と打ち明けた。

今年6月にはデビュー42周年を迎える。103歳まで現役シンガーで歌うと決めたBOROは「次は、ものすごいステージを見せる」と意気込んだ。