8日に公開したアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)の公式サイトは13日、同作の盗撮映像がネット上に公開されているとして、「厳しく対処していく所存」などのコメントをアップした。

公式サイトでは「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』盗撮行為及びアップロードについて」と題して、「現在公開中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本編を盗撮した映像がネット上に見られます。劇場での映画の盗撮行為は「映画の盗撮の防止に関する法律」(映画盗撮防止法)により犯罪です。また、盗撮した映画本編をYouTubeやTwitter、Facebook等にアップロードすることは著作権侵害にあたります。映画盗撮防止法および著作権法に反して著作権侵害が行われた場合には、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が科せられる可能性があります」と注意を喚起。その上で「当社はこういった行為に対しては厳しく対処していく所存です」との姿勢を示した。

また、18年7月に起こったという盗撮事案も例にあげ「被疑者が書類送致されております」としている。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2度の公開延期された。公開初日の8日は月曜日だったが、興行収入(興収)が8億円、動員が53万人を超えたと発表されていた。