NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の22日に放送された第76話の平均視聴率が17・4%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、父テルヲ(トータス松本)が亡くなり5年がたち、千代は30歳になった。昭和12年、夏に始まった日中戦争で日本軍は勝ち続け、日本中が沸いていた。鶴亀家庭劇では戦争を題材とした愛国ものの芝居「頑張れ!集配婆さん」が人気になり盛況していた。千代は相変わらず一平と2人暮らし、昔と変わらず劇団員らを世話していた。公演の千秋楽を迎え、千代らが楽屋に戻ると若い男が部屋を物色していた。鶴亀株式会社の熊田(西川忠志)が松島寛治(前田旺志郎)だと劇団員に紹介。千代と一平は、熊田に頼まれ父親を亡くし身寄りのない寬治を、1カ月ほど預かることになった。そして千代はお母ちゃんのように振る舞った。