童謡「いぬのおまわりさん」を歌う愛くるしい姿がネット上で話題を集めた“ののちゃん”こと村方乃々佳(むらかた・ののか)ちゃん(2)が、BS朝日の音楽番組「子供たちに残したい 美しい日本のうた」(土曜午前11時)に出演することが3月31日、分かった。4月10、17日、5月8日の放送に登場する。このほど収録に参加し、「楽しかった!」と元気いっぱいに話している。

ののちゃんは昨年10月「第35回童謡こどもの歌コンクール こども部門」に出場し、史上最年少で銀賞を受賞。大会公式YouTubeチャンネルに公開された歌唱動画が「かわいすぎる」と評判を呼び、現在までに再生回数1700万を超える人気ぶりだ。

言葉を話さない9カ月の頃から喃語(なんご)でリズムを取り始め、音楽を聞けばいつの間にか口ずさむ耳の良さ。現在のレパートリーは150曲以上で、ジャンルは童謡以外のアニメソングやJ-POPにも広がる。あいみょんの「裸の心」や瑛人の「香水」も守備範囲だ。

収録にあたり、身長84センチの“歌姫”に合わせた特注マイクを準備。ののちゃんは広いスタジオに物おじした様子もなく、一目散にマイクに駆け寄った。歌唱前は「ドキドキします」と照れたが、本番では「いぬのおまわりさん」「かたつむり」「どんぐりころころ」の3曲を振り付けを交えて披露。安定したリズムと音程で歌い終えると、「楽しかった!ありがとう」と満足げに笑った。

収録中は終始落ち着いていたが、時折なじみのスタッフに甘える2歳児らしさも。「将来は何になりたい?」と聞かれると「ミニー! 今度はドナルドになりたい。ミッキーにもなりたい」と笑顔。理由を聞くと「楽しいからだよ」と、愛らしさ満点の答えでスタジオ中を和ませた。