NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)で江戸幕府15代将軍徳川慶喜を演じている俳優草なぎ剛(46)がオンライン取材会を行い、番組の反響を知るためエゴサーチしていることを明かした。

草なぎは「SNSでファンの皆さまが『すごいいい慶喜だ』と言ってくれるので、ハッシュタグの『#青天を衝け』をエゴサーチしています」と笑顔で話した。

「新選組!」以来17ぶりの大河出演だが、「セットも奥行きがあって、われに返って『ここスタジオだよな?』って思うくらいすべてにおいてスケールが大きい。馬をスタジオに入れて撮影したりしているので、スケールに負けないようにしっかりした心持ちじゃないと。薄っぺらなものにならないように頑張っています」。

SNS上では「歴代最高の慶喜」との評価も多く寄せられている。「何も考えないでやっているので、ほめていただいてうれしい」と喜んだ。監督とは「つかみどころがない」雰囲気を打ち合わせたという。「将軍になることを僕らは分かっていますが、将軍になっていいのかという葛藤が見え隠れするような、将軍にならないんじゃないか、くらいの力の抜けた役どころをねらっていこうと思っています」と話した。

役が憑依(ひょうい)することはあるかとの質問に「あまりないです。リンクするところも憑依もないです」。今後、慶喜は時代の激動に身を置くことになるが、「本の通りにやっていればいい感じになるんじゃないか。その日その日で、何とか僕はやるんじゃないですかね」と語っている。