米タレントで実業家でもあるキム・カーダシアン(40)が、米経済誌フォーブスが発表した2021年度の世界長者番付で初めて資産10億ドル(約1050億円)以上のビリオネアの仲間入りを果たした。

カーダシアンはテレビの出演やスポンサー契約に加え、自身の化粧品ブランド「KKWビューティー」と補正下着ブランド「スキムズ」のビジネスが好調だったことから、昨年10月の時点で7億8000万ドルだった保有資産が10億ドルのラインを超えたという。

姉妹ら一家で出演するリアリティー番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」で人気を博したカーダシアンは、2017年にKKWビューティーを立ち上げ、2年後の19年にはスキムズで補正下着の販売にも乗りだしていた。KKWビューティーは昨年、化粧品大手コティに株式20%を2億ドルで売却しており、カーダシアンの現在の持ち分は5億ドル相当とみられている。

一方、タレント業では2006年から14年間にわたって放送されてきたリアリティー番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」はもうすぐ終了するが、動画配信サービスHuluと新たな契約を結んだと伝えられている。

今年1月に離婚を申請した夫で歌手のカニエ・ウエストもコラボアパレルの事業が好調なことからブルームバーグの報道によると、推定資産総額66億ドルに達したと言われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)