宝塚音楽学校の109期生入学式が16日、兵庫県宝塚市の同校で行われ、夢へ第1歩を踏み出した。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者も含めた参加人数を大幅に絞り、保護者も「入学生1人につき2人まで」とし、出席者には検温、手指消毒を徹底し、入学生、在校生ともにPCR検査を受けて出席した。

3月の107期生卒業式と同様に、君が代や校歌などの斉唱は取りやめ、事前収録した音源を使用。在校生から入学生への校章バッジの贈呈といった入学式後のセレモニーも中止するなど、対策を練り、例年通りに同校講堂で実施された。

昨年は緊急事態宣言の影響で、同校も戦後初の臨時休校。今春、本科生へ進学した108期生は、6月に約2カ月遅れで、場所も宝塚大劇場敷地内ロビーへ移して入学式に臨んでいた。

入学式を終えた109期生は予科、本科と2年にわたり、歌、和洋のダンス、芝居や、タカラジェンヌとしての心がけ、素養などを学び、再来年の宝塚歌劇団入団を目指す。