来年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(三谷幸喜脚本、小栗旬主演)の第3次出演者が27日、同番組の公式ツイッターで発表され、田中泯(76)の出演が明らかになった。

田中は藤原秀衡(ふじわらのひでひら)を演じる。大河ドラマへの出演は2回目となる。

ツイッターには、役名と共に「奥州の覇者」とキャッチコピーが添えられた田中の写真が公開された。

田中は役柄について「簡単に言うと教科書に出てくるような人物で、僕自身がより理解を深めたい。いろいろな役を演じる上で当然のことながらそれが自分にとって大きな利益になる」。

「また、『東北』ということも僕にとって大きな鍵になることです。義経がらみの民俗芸能が多く残っている。僕はダンスを生きてきた人間なので地域に残っている伝統芸能、民俗芸能をたくさんみてきましたし、とても興味を持っています、いや、興味以上と言ってもいいかもしれません」とコメントを寄せた。

主演の小栗旬のほか、これまでに菅田将暉、小林隆、中村獅童、宮沢りえ、大泉洋らの出演が発表。今月9日には、第2弾出演者として新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行の参加が明らかになっていた。

鎌倉時代を舞台に、小栗演じる北条義時が幕府の最高権力者に上り詰める姿を描く。脚本は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く3作目の大河となる三谷幸喜氏が手掛ける。