タレント岡本夏生(55)がふかわりょう(46)に対して、1円の損害賠償や謝罪広告などを求めた訴訟で、東京地裁が27日にふかわに対して1円の支払いを命じたことを受け、ふかわの所属事務所は28日、コメントを発表した。

所属事務所の公式サイトでは「弊社所属 ふかわりょうへの判決について」と題してコメントを掲載。「岡本夏生氏と弊社所属のふかわりょうは、平成28年4月に行われたイベントにおけるやり取りや、両者の認識の相違を巡って、平成28年10月に双方より刑事告訴し、いずれの告訴事件とも不起訴処分となりました。更に岡本氏より検察審査会に対して不服申し立てが行われ、平成31年4月10日、不起訴処分相当とする議決がなされました」と経緯を説明した。

さらに「その後、平成31年4月に岡本氏よりふかわりょうに対して民事訴訟が提起され、令和3年4月27日に、岡本氏のふかわりょうに対する1円の損害賠償請求が認められ、岡本氏のふかわりょうに対する謝罪文の掲載請求等は棄却する旨の判決が言い渡されました」と続けた。

地裁判決では、2人が16年の共演したイベントのステージ上で、ふかわが岡本にキスをした行為を「不法行為に該当する」と認定した。ふかわの所属事務所もこの日のコメントで、キスについては「上記のイベント内で、舞台上で双方が激しく意見を言い合うというやり取りの末、ふかわりょうが岡本氏に対してキスを行ったことは事実です」と認めた。

その意図については「ふかわ本人としても場を和ませたい一心で、共演者を傷つけてしまったことについて反省しております」とした。今後については「今回の判決内容についても真摯に受け止め、対応する所存です」としている。

最後に「皆様に楽しんで頂けるエンターテインメントをお届けすべく、ふかわりょう共々邁進いたします。ファンの皆様、関係者の皆様にご迷惑をお掛けしたことにつき、深くお詫び申し上げます。今後ともふかわりょうへの変わらぬ応援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と結んだ。