大動脈弁狭窄(きょうさく)症との診断を受けたことを公表した俳優渡辺徹(59)の長男で俳優の渡辺裕太(32)が28日、自身のブログを更新し、父の徹について言及した。

「ご心配をおかけしております」と題したブログでは「父親の体調の事がニュースになっているようで僕の身の回りの方々からもご連絡をいただいたりとご心配をおかけします」と切り出した。

「父とは定期的に連絡をとっていますが、しっかりここでおやすみを頂いて、今後のお仕事にもまた万全に向き合えるようにという事のようです!」と伝えた。

「舞台の降板などもありご迷惑をおかけしてしまっていますが、家族としては、今後もしっかりお仕事をさせて頂けるように、今はちゃんと休んでもらえたらなと思います」と思いを明かし「来月還暦だしな!!がんばれ父ちゃん!!」と父にエールを送った。

徹の病状については、27日、所属する文学座の公式サイトで発表された。関係者によると、渡辺は現在入院中で、今後手術を受ける見通しだという。公式サイトには「早い回復を目指して治療に専念いたします」と記されている。

内博貴(34)と出演予定だった舞台「ハリネズミ」(6月10~15日、東京・あうるすぽっと、ほか全国巡演)は、全公演中止が決定した。

渡辺は今月、急性気管支炎のため、ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の17~18日の名古屋公演、23~25日の大阪公演を休演した。治療のために診察を受けている中、大動脈弁狭窄症が分かったという。

渡辺はNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の25日放送分に、主人公の渋沢栄一らに力を貸す武具商として出演したばかり。今後の放送に影響はないという。