宝塚歌劇団は8日夜、4月26日から上演を取りやめていた歌劇公演について、12日以降順次、再開していくことを発表した。

同劇団では大阪、兵庫、東京などへ緊急事態宣言が発令された後、4月26日から兵庫・宝塚大劇場、東京宝塚劇場など、全公演を中止していた。

東京宝塚劇場の星組公演「ロミオとジュリエット」は、12日から再開、その後の花組公演「アウグストゥス-尊厳ある者-」「Cool Beast!!」も予定通り28日からスタート。また、10日の花組公演千秋楽を無観客上演する宝塚大劇場公演も、15日開幕予定だった月組公演「桜嵐記」「Dream Chaser」をスケジュール通りに上演すると決めた。

また、宝塚バウホールで21日開幕の雪組公演「ほんものの魔法使」についても、予定通り行う。

宣言は12日以降も延長されたが、劇場のある兵庫、東京についてはイベントの開催制限、施設の使用制限が緩和されていることから、公演再開を決めた。

上演にあたって、同劇団は「政府や各自治体による感染予防対策のガイドラインを順守し、対策のさらなる強化に努める」としている。