新型コロナウイルスに感染していたテレビ朝日の林美沙希アナウンサー(30)が、17日、キャスターを務める同局系報道番組「スーパーJチャンネル」(月~金曜午後4時40分)で、およそ4週間ぶりに番組復帰した。

林アナは番組冒頭で「多くの方にご心配おかけしました。ホテル療養と自宅療養で、およそ1カ月の療養期間を経て、ここまで回復できました」と復帰を報告。

続けて「できる限りの対策はしていたので、陽性が判明した時は驚きましたし、何より悔しかったです。そして、周りの人に『うつしてしまっていたらどうしよう』という気持ちで日々過ごしていて、最初の方は泣いてばかりいました。そんな中、保健所の方だったり、ホテル療養の際は看護師の方や、スタッフの方が優しく接してくれて…人の優しさでここまで回復できました」と感謝した。

療養期間中については「身体的には日々変わる症状に、『いつ収まるのか』という心配もありましたし、周りの方への迷惑とかいろいろ考えてしまったことが多かったので不安な日々でした」と振り返った。

そんな中、視聴者の方の「待ってるからね」という温かい言葉に救われたといい、「その言葉が本当にうれしくて、そのために『頑張ろう』と、思いました。感染しないように気をつけることはもちろんなんですが、もし周りの方で感染してしまった人がいたら、そんな優しい言葉をかけてほしいなと思いました」と呼び掛けた。

林アナは4月21日にPCR検査で陽性が確認され、同日放送の番組内で、キャスターの小松靖アナが「林美沙希アナウンサーが本日、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性であることが確認されました。しばらく番組をお休みいたします」と伝えていた。また同局は、軽症で、濃厚接触者はいないと発表していた。