新垣結衣(32)が19日、自身の公式サイトで星野源(40)との結婚を発表した。

17年に「日刊スポーツ・ドラマグランプリ」で、TBS系「逃げるは恥だが役に立つ」で主演女優賞を受賞した際のインタビューを復刻します。

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 新垣結衣(28)が「第20回日刊スポーツ・ドラマグランプリ」の主演女優賞を受賞した。主演した昨年10月期のTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」がヒット。星野源(36)演じるサラリーマンとの契約結婚から始まる恋を愛らしく演じ、お茶の間の「ムズキュン」を誘った。

 初回の視聴率は10・2%も、最終回は20・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークした。ヒットでの受賞を新垣は「素直にうれしいです」と喜んだ。

 ドラマの好調もあり、現場の雰囲気は良好だったという。「みんなでオンエアの感想を話すんですけど、褒め大会みたいな(笑い)。リスペクトできるってすごくいいなって思いましたね。星野さんは、もういいよってくらい、褒めてくれる人です」。

 テーマの「契約結婚」については、独自の見解を述べる。「昔は好きなだけで結婚できなかったと思うし、今も立場や地位を守るための結婚もあると思う。双方が納得なら一緒にいていいと思うし、その中で恋愛とは違う大事さも生まれるかもしれないし…。私はちゃんと、好きな人と好き同士で一緒にいたいなっていうのが理想ですけど」。

 原作も読破し魅力を再確認した。「身近な問題とか悩みに『逃げ恥』の世界観で切り込むのが、爽快感があって魅力なんだと思います。でも2人が気持ちで結ばれた後もどんどん問題は出てくるわけで、結婚ってきれい事じゃないんだね、誰かと一緒に生きていくってきれいなものだけでは無理なんだね、って。じわっと温かくなるような感じで、すてきなラストでした」。

 続編を期待する声も多い。新垣は「この先2人がどうやって生きていくかの選択は、見ている方それぞれに委ねたので…。でも、またあのチームで集まるとか、また『逃げ恥』の世界を見ることができるとなったら、私もワクワクします」。【杉山理紗】

 

 ◆「逃げるは恥だが役に立つ」 海野つなみ氏の同名漫画が原作。夫が雇用主、妻が従業員という契約結婚がテーマの社会派ラブコメディー。職なし彼氏なしの主人公みくり(新垣)と、ウブなサラリーマン平匡(星野)のもどかしい関係に、「ムズキュン」という言葉が生まれた。2人がエンディングで見せる「恋ダンス」も話題に。共演は大谷亮平、石田ゆり子ら。