ナインティナイン矢部浩之(49)日向坂46影山優佳(20)が2日、都内でアニメ映画「さよなら私のクラマー ファーストタッチ」(11日公開)完成披露イベントに出席した。

女子中学生サッカープレーヤーが主人公の青春映画で、芸能界屈指のサッカー通として知られる2人が登壇した。

同アニメプロジェクトの応援隊長を務める矢部は「ライバルは『漁港の肉子』ちゃんです。公開日が一緒なので」と、先輩明石家さんまが企画・プロデュースを務める映画に対抗心。「“ファーストタッチ”が大事だと思っております」と作品名に絡めてPRした。

応援マネジャーを務める影山は、小学生時代に少年サッカーチームに所属。20人の男子に交じって女子1人でプレーていたことを振り返ると、主人公・希の境遇に自分を重ねて「男子は体格が良くなっていって、当たり負けすることが多くなった。悔しくてもどうすることも出来なかったので、共感できました」と話した。この日はヒロインを意識したポニーテール姿で、矢部からは「澤穂希さんも一緒やね」と声を掛けられたが、「名前を並べられると…」と恐縮しきりだった。

矢部は今作で声優に初挑戦し、「矢部先生」としてエンドロール後に登場する。アフレコに身構えていたが「5分で終わりました。3言、4言くらいです」と苦笑い。主演の声優島袋美由利から「自然体。マイクの前のはずなのに、そのままお話しされているような自然な感じ。見習わないと」と声優ぶりをほめられると、「よう言うわ。それしかできへんねん!」と突っ込んでいた。

イベントでは、ヒット祈願としてサッカーポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスを、影山、島袋、主題歌を担当する小林愛香が息ピッタリに披露した。見届けた矢部は「思いのほかそろいましたね。『ゴール決まりましたけど、オフサイドでした』ってコメント用意してたんですけど」とニヤリ。影山は「日常生活でゴールパフォーマンスをする機会はないので、うれしかったです」と笑った。