3日に放送された、玉木宏(41)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「桜の塔」(木曜午後9時)第8話の世帯平均視聴率が10・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが4日、分かった。個人平均視聴率は5・6%。

初回から13・5%、第2話は10・2%、第3話は9・5%、第4話は9・4%、第5話は9・9%、第6話は9・8%、第7話10・1%と推移している(いずれも世帯平均視聴率)。

「桜の代紋」を掲げる警察組織の権力争いを描く人間ドラマ。玉木は警視庁捜査共助課の理事官・上條漣を、上條の幼なじみ、水樹爽役を広末涼子(40)が演じる。

警視総監の任命権を有する内閣府特命担当大臣との関係が悪化し、次期警視総監への道が危うくなった副総監・千堂大善(椎名桔平)が元警察官・刈谷銀次郎(橋本じゅん)に刺された。刈谷が漣の父親代わりで、情報屋として彼のために暗躍していたことを知る千堂は、漣が裏で糸を引いたと推測。しかしこの5年間、漣は“ある事情”から刈谷を遠ざけていた。“刈谷と意外な人物とのつながり”を漣が独自に突き止めていたのだ。

その矢先、逃亡していた刈谷が何者かに射殺される。爽ら捜査一課の面々は刈谷の自宅を家宅捜索するが、まもなくキャリア組の警察官たちが先乗りして何かを探していたことが判明。同時に、刈谷がかつて、爽の実家の中華料理店で働いている元銀行強盗犯・蒲生兼人(森崎ウィン)から改造銃を購入していた事実も明らかになる。

一方、漣たちに協力して千堂に反旗を翻した刑事・富樫遊馬(岡田健史)は、恋人である爽を守るため大臣狙撃事件の重要証拠を千堂サイドに手渡すも、「千堂派」から総スカンを食らい、孤立していた。そんな富樫に千堂がふたたび接近する。その時、漣は「クラブS」のママ・小宮志歩(高岡早紀)から、刈谷が生き別れの娘にあげるつもりで大事にしていたぬいぐるみを渡される。だが、そのぬいぐるみを見た瞬間、違和感を覚える。