3日に放送された、テレビ朝日系ドラマ「警視庁・捜査一課長 シーズン5」(木曜午後8時)第8話の世帯平均視聴率がビデオリサーチの調べで11・1%(関東地区、速報値)だったことが4日、分かった。個人平均視聴率は6・0%。

初回から12・8%、第2話は12・1%、第3話は12・8%、第4話は10・8%、第5話は11・8%、第6話は11・6%、第7話は11・9%と推移している(いずれも世帯平均視聴率)。

同作は、ヒラ刑事からはい上がった“たたき上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)と捜査員の奮闘を描いた物語で、シーズン5となる今回で、シリーズ誕生10年目の節目を迎える。

純一のもとに、“クイズを出題する遺体”が発見されたという知らせが入った。臨場したところ、商社員の海野春人(森田甘路)が自宅マンションの敷地内で刺殺されており、遺体の手には新聞の切り抜き文字で「Q 私 電話光」と記された謎のカードが握られていた。海野は視聴者参加型のクイズ番組で“クイズ王”として活躍しており、普段から切り抜き文字でクイズを記したカードを作っていたことから、「私 電話光」もクイズ問題だと思われた。

また、海野はコンビニで買ったとみられるカフェオレとコーヒーが入ったレジ袋を持っていた。ストローも1本入っていたことから、現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は事件当夜、海野がペットボトルに口紅がつくのを嫌がる女性と会う予定だったのではと考える。

調べたところ、海野は普段、質素な生活を送っていたが、ここ3カ月の間にクイズ番組で獲得した賞金1000万円を数回に分けておろしていたことが判明。さらに、勤務先で聞き込んだ結果、海野は総務部員の玉森玲(井桁弘恵)と交際していた事実が浮上する。同僚たちは、海野が派手好きな玲に貢いでいたのではないかと推測する。2人がもめていたという目撃証言も出現した。

真琴はさっそく玲を直撃するが、職場で疑いの目を向けられている玲は、元恋人が死んだというのにうんざりした様子。真琴に「一生解けないクイズがあります。さてそれはなんでしょう?」と、わけのわからない難問を出題してくる。