俳優清水尋也(21)が4日、都内で行われた主演アニメ映画「映画大好きポンポさん」(平尾隆之監督)の初日舞台あいさつに出席した。

敏腕映画プロデューサー・ポンポさん(小原好美)のもとで映画製作に奮闘する青年・ジーン(清水)の物語。

清水は今作で声優に初挑戦した。俳優としての舞台あいさつには慣れているが、この日は「ド緊張してるんです。人生のターニングポイントになった作品なので」。アニメの声優を務めることに憧れており、オーディションで役をつかんだ。自身の声が吹き込まれた完成作品に感激し「エンドロールのクレジットに自分の名前があるのを見て、バーッと泣いてしまった」と明かした。

ポップでキャッチーな絵柄の一方、夢を追う現実の厳しさを描く。清水は「僕もこの仕事をしていて選択を迫られる場面があったし、後悔をしないように人生を歩いてきた。教訓にとまでは言わないけれど、こんなこともあるんだなと、この映画を見て少しでも持ち帰っていただけたら本望です」と話した。

小原好美、大谷凛香、加隈亜衣、木島隆一、平尾監督も登壇。