国立科学博物館(東京・上野公園)の特別展「植物 地球を支える仲間たち」(10日~9月20日)の内覧会が9日、同所で行われ、音声ガイドのナビゲーターを声優鬼頭明里とともに務めた俳優滝藤賢一(44)が会見した。

芸能界きっての植物好きとして知られ「ここまでの展示とは思ってみなかった。僕のやっている植物とは違う、自分の音声を聞きながら見たい。相当植物に詳しい人でも奥深いと思う」と感想を語った。

滝藤によると、7~8年前のドラマ「半沢直樹」の撮影のころ、ある店で、エアプランツのキセログラフィカという植物に出合い、魅せられたという。「シルバーなんです。とてつもなくひかれました」。以来、植物をたしなむようになり「子株の入れ替えしているときなどが無になれて楽しい。植物はなんといっても生命力にひかれます。腐ったところでも取り除くと根が生えてくる。今は、ケープバルブにはまっているんですが、冬の植物で、春から秋は球根なんだけど、冬になってあー、生きていたんだと思う。植物を楽しむ要素はいっぱいあります。今は、花が咲いてきれいで、花が散ったあとも枝ぶりが美しい、植物を探しています」などと植物愛を語った。

今回の展示については「植物の化石がすごい。恐竜の化石とは違うんです。この化石が欲しくなり、葉っぱを石にはって土の中に埋めて、30年後に化石になるのかと聞いたら、1万年はかかると言われ、あきらめました」と話した。