俳優赤井英和(61)が15年ぶりに主演を務めた映画「ねばぎば 新世界」(上西雄大監督)の初日舞台あいさつが10日、都内で行われた。

大阪・新世界を舞台にした人情あふれる痛快アクションドラマ。上西監督とともにダブル主演の赤井は「実家は飛田新地の中にあり、子どものころから知っている所で撮影しました。初主演映画の『どついたるねん』以来、30年ぶりに地元での撮影で、ふるさとというか、その思いは格別です」とあいさつした。

上西監督は「映画を作るなら人の温かさを描きたいと思ってきました。赤井さんの人間味、温かさを受け止めるべく、赤井さんの魅力にあふれている作品です」とPRした。

この日は、赤井の無防備な様子をアップしたSNSが話題になっている妻の佳子さんも花束をもってかけつけた。佳子さんは「大根に失礼ですが大根役者なのにスポットライトを当てていただいて感謝します。赤井はどこを切っても大阪、人情、友情の男です。おせっかいの、人のいいところを見てもらいたい」とあいさつしたが、花束は夫ではなく、上西監督に手渡した。

最後に赤井は「コロナ禍で大変な世の中ですが、朝の来ない夜はありません。ネバギバを受け止めてください」と語った。