テレビ朝日は、17日に、東京オリンピック開幕SPとして「帰ってきた伝説のエース上野由岐子 波乱万丈 800日」(午前11時)を放送する。

2008年、北京五輪で日本ソフトボール界に悲願の金メダルをもたらした絶対的エース・上野由岐子投手(38)。2日間で3試合、計413球をひとりで投げ抜いた“熱投”は日本中を感動の渦に巻き込んだ。13年がたった今も、現役選手として活躍し続け、東京オリンピックでの金メダルを誓っている上野投手の800日に、テレビ朝日のカメラが極秘密着した。元々、取材されるのはあまり好きではないというが、同局のディレクターにのみ許してくれた2年半の密着記録。

同番組の語りは、西田敏行(73)が担当する。西田は「上野投手は、人間としてとても素晴らしい方。素晴らしいアスリートであると同時に、素晴らしい人間性を持った方の映像はそれだけでひきつけられます。俳優が一生懸命演じるよりも、ピュアで美しいものを感じました」と真っすぐな上野投手の姿に胸を打たれたと話した。

ソフトボールは、北京五輪後、五輪種目から除外されたが、東京で13年ぶりに五輪に帰ってくる。西田は「勝ち負けにこだわらず、まずはオリンピックを楽しんでいただきたいです。ピュアな気持ちをそのまま、グラウンドでゲームにぶつけてほしいです」と期待を込めた。