俳優古舘寛治(53)が15日、都内で行われた、菅義偉首相(72)の素顔に迫ったドキュメンタリー映画「パンケーキを毒見する」(内山雄人監督、7月30日公開)公開記念シンポジウムに出席し、現政権について厳しく持論を述べた。

古舘は同作でナレーターを担当。現在の菅政権について、「問題しかない」と苦言を呈し「今回のコロナになってから、政権が行った政策で、『これは素晴らしい政策だった』というのが僕には思いつかない」と指摘した。

アベノマスクや、Go Toキャンペーンを例に挙げ「ワクチンに関しても、あらゆる先進国はワクチン開発がすごいスピードでできましたけど、日本はそういうことができていない。結局そこに金を投じなくなったというのも政治の問題。オリンピックで緊急事態宣言が出て、無観客になったけど、大リーグなんかはマスクを外したいっぱいの観客で楽しんでいるわけじゃないですか。それはもう全部政治の出来具合がそこに表れているわけです。だからもう彼らはまともな国民全体が利益を得るような思考というものがもうない」とくぎを刺した。