市川染五郎(16)市川団子(17)が23日、「八月花形歌舞伎」(8月3~28日、東京・歌舞伎座)で出演する「三社祭」のゆかりの地、浅草神社を参拝した。

染五郎は「公演前にぜひ1度は訪れたいと思っていた」と喜び、団子も「浅草神社へ行ってから踊るのと行かずに踊るのでは違うと思うので、参拝できて良かった」と笑みを見せた。

善玉と悪玉がとりついた2人の漁師の躍動的な踊りが見どころ。

悪玉を演じる染五郎が「黒の衣装もかっこいいし、小さい時からなんとなく悪玉を演じたいと思っていた」と言うと、団子は「善玉が大好きで、どちらかをやるなら善玉と思っていた」。2人は相性の良さを再確認し、驚いた様子だった。

稽古について、染五郎は「筋肉痛を感じる余裕もない」と話し、団子は「お互いの稽古を見て発見したことを言い合い、細かい部分をそろえていくのが楽しい」と語った。

「三社祭」は第3部で上演。2人の共演は昨年11月の「義経千本桜」以来。