東京オリンピック開会式(午後7時56分)が23日、NHKで放送され、同局和久田麻由子アナウンサー(32)が中継キャスターとして登場した。

和久田アナは、豊原謙二郎アナ(48)とのコンビで開会式を担当。まず豊原アナが「東京にとって57年ぶり、2回目のオリンピックは異例の大会になりました。会場は1964年の東京大会と同じ国立競技場です」と切りだし、和久田アナが続けて「1年の延期。そして開会式をはじめ競技のほとんどが無観客で行われるのは、近代オリンピックの歴史上初めてのことです。開会式を巡っても、担当者の変更が相次ぎました」などと開催に至る経緯を振り返った。

また、国立競技場のコンセプトが「杜のスタジアム」であることを紹介すると、和久田アナは「この席から見上げても、木材が多く使われていることが分かりますね」と実感を交えて語った。

開始まもなく花火が打ち上がると、和久田アナは「藍色と白の花火だということです」などと説明。落ち着いた声色で、十分に間を取りながら解説していた。

和久田アナは報道番組「ニュースウオッチ9」(月~金曜午後9時)キャスターを務めている。