ミュージシャンのChara(53)が、自身のヒット曲「やさしい気持ち」などを手掛けた音楽プロデューサーで歌手としても活躍した渡辺善太郎(わたなべ・ぜんたろう)さんが死去したことを受け、「私は、善ちゃんの分も音楽やるね」と思いをつづった。

Charaは訃報が流れる数日前からツイッターで「勝手に渡辺善太郎特集」として渡辺さんの楽曲を紹介し、「渡辺善太郎のプロデュースに外れがない」「何故サブスクにないのだろう いいのに 善ちゃん貴方は、とても素晴らしい音楽家だよ」などとつづっていた。

訃報が流れた27日には「善ちゃん生き返れ!!」「東京に長くいて、あんなに岡山弁のままの人は、他にいなかったですね」と追悼。また、「やさしい気持ち」のレコーディング当時について、「この曲のサウンドプロデュースは私と善ちゃんの成長するきっかけに慣れた気がする 2人でスタジオの中で、ほぼベースレスにした事や楽譜に出来ない様な事をレコード会社のディレクターが疲れて寝ている隙に、自分を信じる力に才能をかしてくれた 最高の瞬間だったよ」と振り返り、「私は、善ちゃんの分も音楽やるね」とつづった。

渡辺さんは7月22日に膵臓(すいぞう)がんで亡くなっていたと27日、日本音楽制作者連盟が発表した。57歳。岡山県出身。葬儀・告別式は近親者で行われた。かねて病気療養中だった。