フリーアナウンサー町亞聖(50)が6日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)にゲスト出演した。

高校3年、18歳の時に母親がくも膜下出血で倒れて認知症になり、以後10年にわたり母親を介護。その間、弟妹の世話や家族が住むマンションのローン返済も担っていたという。

「ヤングケアラーだったんだと。その時は思ったことはなかったんですが。いい意味でのカテゴライズというか、目に見える形によりなったかな。先に経験させてくれてたのかなと、かみしめる10年ですかねぇ」と振り返った。

現在の町は、障害者スポーツを広く紹介する番組を担当している。パーソナリティーの生島ヒロシ(70)から「いよいよ、東京パラリンピックの方もスタートしますが、注目競技は何ですか」と聞かれて「水泳ですかね。水泳は義足とか使わず体だけで勝負するんです。手足が生まれつき欠損している人とか、脊髄損傷で実は首から下が動かない人も出場したりするんです」と話した。

町はアトランタ、シドニー、アテネ、北京、そしてリオに次ぎ、今大会で6大会目のパラリンピック出場になる水泳の成田真由美さん(50)に注目している。成田さんは中学生の時に「横断性脊髄炎」のため下半身がまひ。以後は日常生活では車椅子を使用しているが、今まで参加した5大会で計15個の金メダルを獲得。現在は日本テレビに勤務して、今大会の組織委員会理事も務めている。

東京大会のパラリンピック水泳は、代表27人のうち21人が初出場。世代交代が着実に進んでいる。町は「成田さんとは、北京五輪で密着取材をさせていただき、仲良しと言うかLINEのやりとりをさせてもらっているんです。多分、最後の泳ぎだと思うんですが、ぜひ見ていただききたいです」と話した。