メンタリストDaiGoをCM起用している「霧島天然水 のむシリカ」の公式インスタグラムが14日、更新され、DaiGoの生活保護受給者や路上生活者(ホームレス)への発言をお詫びするとともに、DaiGo出演CMの放送自粛を発表した。

インスタグラムでは、「お詫びのお知らせ」と記された画像を添付し、「平素より『のむシリカ』に格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。この度、弊社製品の広告に出演しているタレントのメンタリストDaiGo氏による不適切な発言があり、関係者をはじめ、多くの皆様に不愉快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

同商品を販売する「Qvou」が20年11月から路上生活者(ホームレス)への炊き出し支援活動などに協力していたことなどを明かした上で「しかし、いかなる状況においても差別的発言は許されるものではなく、当社は今回の事態を重く受けとめ、メンタリストDaiGo氏出演のCMを自粛し広告起用は当面の間自粛させて頂くほか、支援団体への寄付を行うことと致しました。なお、支援団体と金額につきましては現在検討中でございます。決定次第、ご報告させて頂きます」とDaiGoの出演CMの自粛と広告起用の自粛などを報告した。

最後に「重ね重ねではございますが、ご不快な思いを感じた皆様に心よりお詫び申し上げます。今後も弊社にて取り得る最善の対応を取って参りますので、どうぞ今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」とした。

DaiGoは13日に動画を配信して謝罪していたが、14日に「昨日の謝罪を撤回いたします」と題して生配信を実施し、改めて謝罪。黒スーツ姿で登場し、「昨日からいろいろずっと考えたりしていたんですが、先日の謝罪はですね、単なるぼく個人の反省にしかなっていないという風に感じまして、真の意味で謝罪という形になっていないと考えて、改めて謝罪するために、この生放送させていただきます。大変申し訳ございませんでした」と深く頭を下げた。また「自分が言ってしまった発言っていうのは無意味であり、差別的であり、ヘイトスピーチであり、人としてもあってはいけない行為だったなって深く思いまして、改めて謝罪させております。すみませんでした」と繰り返し頭を下げた。

DaiGoは、7日の自身の公式YouTubeチャンネルで、視聴者からの質問に答える形式の生配信を実施。「生活保護の人、生きていてもぼく得しないけどさ、猫はさ、生きていたら僕、得なんで」「自分にとって必要がない命はぼくにとっては軽いので。ホームレスの命はどうでもいい」などと発言を繰り返した。

こうした発言への批判の高まりに対して、DaiGoは13日に同チャンネルで生配信を行い、一連の発言について謝罪していたが、14日に生活困窮者支援団体が、4団体連名で緊急声明を出していた。