「ハクション大魔王」から「妖怪ウォッチ」まで、数々のヒット作を手掛けたアニメーターのレジェンド、須田正己氏の訃報に、多くのファンや関係者から悲しみの声がネット上にあがっている。

イタリア最大の日刊紙「ラ・レプッブリカ(la Repubblica)」は、アニメーターの巨匠として世界的に知られる須田氏が8月1日に亡くなったと伝えた。以前から体調を崩していたという。77歳だった。

訃報を受け、「マンガの神様」と呼ばれた手塚治虫さんの長女で手塚プロダクション取締役の手塚るみ子さんはツイッターで、「ガッチャマンやハクション大魔王、タイムボカンなど須田正己さんが関わった多くの作品を観て育ちましたが、もうすっかりアニメから離れていて、妖怪ウォッチのキャラデザを担当されていたことを今初めて知りました。何世代にも渡り愛される作品やキャラクターを創られてきた人生に心から敬意と哀悼を」と悼んだ。

「ONE PIECE」などを手掛けるアニメータの横山健次氏は「須田正己さんが亡くなりました。アニメーターの先達の中で、特に須田さんは私の目標の人で、あこがれでした。心からご冥福をお祈りします」と追悼。そのほか、須田氏のSNSには多くファンや関係者から哀悼コメントが寄せられている。