東京五輪女子レスリング金メダリスト川井梨紗子・友香子姉妹が、チャリティー企画「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」の第4走者を務めることが発表された。

昨年に続き、公道を使ってのチャリティーマラソンが、新型コロナウイルス感染予防の観点から中止。福島のJヴィレッジの閉鎖された安全なコースを計10人で、リレー形式で100キロを走る。

出走前、姉の梨紗子は「試合みたいに緊張しています」。妹の友香子も「トレーニング以外で走ったことがないので、私もすごく緊張しています」と同じ気持ちを口にした。

スタートの号砲を聞くと、2人そろって少し驚いた後、顔を見合わせてから、ゆっくりと同じペースで前に歩みを進めた。

2人は同局を通じてコメントを寄せた。友香子は「被災地にいる方の気持ちっていうのは本当に本人にしか分からないものだと思うし私たちがかけられる言葉も難しいと思うんですけど頑張る姿を見て少しでも前向きになってくれたらうれしいです」。梨紗子は「私たちが走っている姿を見て、何か一緒に頑張ろうって思うきっかけになってくれたらうれしいです。五輪では多くの方に応援してもらったので、今度は応援する気持ちで一生懸命走りたいです。トレーニング以外で長距離走るのは初めてなので、友香子に置いていかれないように頑張ります」とした。

「募金リレー」は、元ラグビー日本代表の五郎丸歩氏や、元なでしこジャパン丸山桂里奈らが走ることが発表されている。

21日に、第1走者は番組メインパーソナリティーを務めるKing&Prince岸優太、第2走者は東京五輪卓球混合ダブルス金メダリスト水谷隼が担当。今日22日は、早朝から第3走者をトリノ五輪女子フィギュアスケート金メダリスト荒川静香氏が務めた。

リレーの応援として集まった募金は、11年東日本大震災、16年熊本地震、18年西日本豪雨といった被災地の復興支援に活用される。

他のリレーメンバーは、番組内で随時発表される。