9日に拡大スペシャルで放送された天海祐希主演のテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9時)第8話の世帯平均視聴率が12・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが10日、分かった。

第1話の世帯平均視聴率は14・7%、第2話は13・4%、第3話は9・1%、第4話は10・1%、第5話12・0%、第6話は10・9%、第7話は12・4%だった。

取り調べを行う専門チーム、通称「キントリ」(緊急取調室の略)のメンバーが数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げながら真実を明らかにしていくヒューマンサスペンスドラマ。14年から放送がスタートし、今回でシリーズ4作品目となる。

キントリ解散まで15日。国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の汚職疑惑糾弾を叫び、ハイジャックを敢行した大國塔子(桃井かおり)の急死が報じられた。自らが機内に持ち込んだ爆弾は“偽物”だったと証言し、「処理中に爆発した」という警察の公式発表を覆した直後の病死。塔子の証言が真実であることを知る有希子らは、何か裏があると直感する。

宮越とつながる刑事部長・北斗偉(池田成志)が、キントリが動きだす前に先手を打つべく、最後の大仕事を持ち込んでくる。その大仕事とは、ネット通販会社の物流センターでアルバイトをする主婦・上原あゆみ(宮澤エマ)が、倉庫内で強引に交際を迫ってきた社員・桜田剛(須田邦裕)を振り払い、誤って転落死させてしまった事件の捜査だった。故意に殺した可能性も否めないため、あゆみはもちろん、同日に出勤していた従業員やアルバイト全員にも事情聴取をしろ、と命じる。さらに、この事件を無事に解決すれば、キントリ存続の可能性もあると加え…。