23日に放送された女優比嘉愛未(35)主演のフジテレビ系連続ドラマ「推しの王子様」(木曜午後10時)の最終回の世帯平均視聴率が5・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが24日、分かった。

初回から6・0%、5・0%、4・1%、4・4%、4・8%、4・5%、4・7%、5・3%、4・6%、5・3%だった。

比嘉が演じたのは女性向け恋愛ゲームを手掛けるベンチャー企業「ペガサス・インク」の社長・日高泉美。次回作に悩む中で自社の大ヒットゲーム「ラブ・マイ・ペガサス」のキャラクター、ケント様にそっくりのイケメン五十嵐航(渡邊圭祐=27)に突然出会う。泉美は不作法、無教養、無気力な航を雇って、理想の男性に育てることを決意する、現代版の“逆マイ・フェア・レディ”。

最終回では「ランタン・ホールディングス」の傘下に入ったものの、ランタン側からの一方的な要求に翻弄(ほんろう)されたあげく、コンシューマーゲーム化を目指した企画の大事なプレゼンでも失態を犯してしまった泉美。副社長の光井(ディーン・フジオカ)や航らペガサス・インクのスタッフたちに迷惑をかけてしまったことに苦しむ中、乙女ゲームへの情熱も失ってしまった泉美が出した結論は、ペガサスを辞めるというものだった。泉美は、交際を始めたばかりだった光井にも別れを告げると、マンションを引き払って姿を消してしまう。

それから10日後、ペガサスは、ランタンから来ていた小島(竹森千人)が新社長に就任する。それに伴い、小島はゲーム制作に関するプロジェクト・チームの刷新に動きだしていた。一方、航から、泉美の居場所について心当たりはないかと問われた光井は、泉美と別れたことを打ち明ける。泉美を支えることも、スタッフをまとめることも出来ずにふがいないと自分を責める光井。航は、光井にはそんな言葉は似合わないと言うと、強い決意を持って会社のことは出来る限り努力すると告げる。

泉美は、実家に帰っていた。しかし、自分を突き動かしていた乙女ゲームへの情熱も、“推し”もいないいま、何をすればいいのかすらわからない。そんなある日、泉美の前に、突然、光井が現れた。