米俳優アレック・ボールドウィン(63)が21日(日本時間22日)、米ニューメキシコ州で撮影が行われていた主演と共同製作を務める映画「Rust」の撮影中のセットで小道具の銃を暴発させ、42歳の女性撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが死亡し、ジョエル・ソウザ監督(48)が負傷した。

同州の地元紙サンタフェ・ニューメキシカン電子版は同日、ボールドウィンが捜査するサンタフェ郡保安官事務所の外で電話中に取り乱し、涙を流していたと報じた。同紙は電話をしていたボールドウィンの写真と、両膝に手を突き、地面に向かってうなだれて、涙を流しているボールドウィンを、背中越しに撮った写真を掲載した。

またボールドウィンは2人を誤射してしまう前、インスタグラムに上半身に血のりが付いた、役衣装を着たとみられる写真を投稿していたが、削除した。ボールドウィンは劇中で、牧師を偶発的に殺してしまったことで、殺人罪で有罪判決を受けた13歳の孫を刑務所から救い出そうとする無法者を演じていた。

ボールドウィンの広報担当者によると、映画の撮影は当面、ストップするという。