TBS系「学校へ行こう!」の校長としてV6と11年間共演し、6人が「みのさんがいてくれて今の俺たちがいる」と信頼を寄せるのが、キャスターみのもんた(77)だ。このほど日刊スポーツの取材に応じ、「唯一無二の6人」の絆と、今後へのエールを語った。

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芸能界でたくさんのアイドルグループを見てきましたが、V6はとにかく素直で、明るくて、健康的。97年の番組スタート前に焼き肉屋さんで初めて顔合わせしたんだけど、すぐに自分の弟や子どものように思えた。未成年の3人には内緒で坂本くん誘って飲みに行ったりもして(笑い)、和気あいあいとした魅力はV6がいちばんだと思う。

やんちゃ坊主な未成年の3人と、まじめで面倒見のいい年長の3人という組み合わせが非常にうまくとけ合っていた。楽屋でも一緒に弁当食べて、けんかしているところなんか見たことないよ。バラバラな個性が、舞台に立つとちゃんと「V6」として調和するんだね。僕が腰の手術(06年)で入院した時は、みんな忙しいのに時間を合わせて6人そろってお見舞いに来てくれた。「これ着て養生してください」って、プロレスラーが着るみたいなド派手なガウンをくれて(笑い)。ああいう愉快なセンスもV6らしいよね。

森田くんが新しいチャレンジのため退所を決めた時、それを尊重して「6人でなければV6ではない」と前向きに解散を決めたことにも絆の強さを感じる。ファンにちゃんと報告して、全国ツアーで感謝を伝えて回って、幕の引き方も最後まで立派だった。先日は「学校へ行こう」のSPで久しぶりに会えたしね。本当にうれしかった。

彼らの今後は全然心配していない。それぞれが存在価値を持っているし、彼らなら同窓会もできるでしょ。解散しても同窓会ができるグループってなかなかないのよ。彼らはそれができる唯一無二の6人だと思いますね。(聞き手・梅田恵子)