女優清原果耶(19)が、来年1月期のTBS系「ファイトソング」(火曜午後10時)で、民放連続ドラマ初主演を務めることが17日、分かった。10月29日に終了し、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」以来の連ドラ出演となる。「自分にできることを120%出せたらいいなと思います」と意気込んでいる。

同作は、清原演じる空手女子と幼なじみ、一発屋ミュージシャンという不器用な3人によるじれったくて切ないヒューマンラブコメディー。

清原は空手一筋で恋をしたことがなかったスポ根女子・木皿花枝(きさら・はなえ)役を演じる。持ち前の明るさとスポーツ根性で、逆境をはねのけていく役どころだ。これまでシリアスな役や穏やかなテイストの役を演じることが多く「今まで演じたことのない役柄の女の子との出会いでこれからとても楽しみですし、新しい一面を見せられたらいいなと思っています」と新境地開拓を誓った。

空手にも初挑戦する。「ずっとやってみたいと思っていました。今回、空手ができてうれしいです! 練習頑張ります! この前初めて空手の練習に行かせていただいたんですけど、難しかったです。こんなに筋肉痛になるんだと、思いました。でも楽しいので頑張りたいと思います」と力を込めた。

役を通してみえる自身の新たな一面として「乱雑です!」と明かし「結構だる~んとした女の子です。少し口が悪く、今まで演じたことのない役柄ですので、演じることが楽しみです」と出演を心待ちにした。

16年「逃げるは恥だが役に立つ」、20年「恋はつづくよどこまでも」、21年「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」など「働く女性」や「恋」といったテーマが多い火曜ドラマ枠。本作について武田梓プロデューサーは「今までの火曜ドラマとは一味違った『ヒューマン+ラブコメディー』であり、夢破れた女の子が立ち直っていく成長ストーリーでもあります」と紹介。清原が主演を務めることについて「とても光栄です」とし、「清原さんなら運命を自らどんどんどんどん切り開いていくような『巻き込み型ヒロイン』をかわいく、またとても人間らしく演じていただけるのではと、今から楽しみです」と期待を寄せた。

脚本は、同局系連続ドラマ「この世界の片隅に」や映画「いま、会いにゆきます」などを手がけ、19年に紫綬褒章を受章した岡田惠和氏が担当する。